2つの回答モード — 資料だけ/業務AI
最終更新日: 2026年10月29日
Persora Connect のAIには、答え方の違う2つのモードがあります。標準は「資料だけで答えるモード」で、すべての契約で使います。社員向けの契約では、文書の下書き・要約・翻訳などの日常業務にも使える「業務AIモード」を選べます。どちらのモードでも、社内のことは資料だけを根拠に答え、資料に無いことは推測しません。
標準・すべての契約
資料だけで答えるモード
登録した資料に書かれていることだけで答えます。社内ヘルプデスクや、Webサイトの問い合わせ窓口に。資料に無いことは「分からない」と伝え、窓口を案内します。
社員向けの契約で選べる
業務AIモード
社内のことは資料だけで答えたうえで、メールや文書の下書き・要約・翻訳など、社員の日常業務も手伝います。作った文書は「下書き」に置き、書き出す前に点検して記録します。
違いの一覧
| 項目 | 標準・すべての契約資料だけで答えるモード | 社員向けの契約で選べる業務AIモード |
|---|---|---|
| 使える契約 | すべての契約(社員向け・コンシューマー向け)。標準のモードです | 社員向けの契約だけ(ログインして使う社内のチャット)。利用申込書で選びます |
| 答えること | 登録した資料(規程・手順書・FAQ など)に書かれていること | 社内のことは資料だけを根拠に答え、そのうえで一般的な業務の依頼(文書の下書き・要約・翻訳・言い換え・校正・論点の整理など)にも応じます |
| 資料に無い社内のこと | 推測で答えず、窓口(担当部署・連絡先)を案内します | 同じです。規程・手続き・金額・期限・連絡先などを推測で答えることはありません |
| 根拠の示し方 | 資料に基づいて答えます | 「社内の資料によると」と書く部分と、一般的な知識で答える部分を書き分けます(社内の決まりと取り違えないため) |
| 1回に送れる文章 | 2,000字まで | 20,000字まで(長い文書を貼り付けて、要約や書き直しを頼めます) |
| 会話の続き | 直近3往復を踏まえて答えます | 直近10往復を踏まえて答えます(長い発言は頭と終わりを残して間を省き、合計が長くなると古いものから省きます) |
| 回答の長さ | 要点を短く | 下書きや要約などは、そのまま使える形で全体を書きます |
| ファイルの添付 | なし(資料は管理画面で登録します) |
|
| 下書きと書き出し | なし |
|
| 調べられないもの | インターネットや社外の情報は調べません | 同じです。法令の改正や相場など新しい情報が関わるときは、その旨を添えて確認を促します |
| 断る依頼 | 資料に無いことの推測 | 業務に関係の無い依頼(私的な用事・娯楽など) |
| 会話数の数え方 | 質問1回と回答1回で1会話 | 依頼1回と回答1回で1会話。1回の依頼が2,000字を超えるときは、2,000字ごとに1会話を足します |
業務AIモードで任せられること(具体例)
文書やメールの下書きづくりから、要約・翻訳・校正まで。作った文章は「下書きに保存」して手直しし、Word・Excel・PowerPoint・PDF・テキストで書き出せます(書き出す前にマイナンバーなどを自動で点検し、記録します)。PDF や Excel などのファイルを添付して、読ませることもできます。
資料・文書の下書き
- 提案書・企画書の構成と本文(「目的・背景・提案内容・スケジュール」の骨子から)
- 社内通知・お知らせ(年末年始の休業、健康診断の案内、制度変更の周知など)
- 研修資料・マニュアル・手順書の本文(PCの初期設定、経費精算の手順など)
- 報告書・稟議書・申請書・議事録の文面
社内の資料と組み合わせて
- 「就業規則の休暇の規定をもとに、新入社員向けの説明文を作って」
- 「旅費規程に沿って、出張申請の記入例を作って」
- 規程や金額など社内のことは登録した資料だけを根拠にし、一般的な文章の部分と書き分けます
メール・連絡文
- お礼・お詫び・日程調整・お願いのメール
- 英文メールの翻訳と、返信案の作成(英語・中国語・韓国語なども)
要約・整理・校正
- 議事録や長い資料(1回20,000字まで)の要約と、決まったこと・宿題の整理
- 論点・選択肢の整理、比較の観点の洗い出し
- 敬語・誤字の確認、やさしい日本語への言い換え(外国人社員向けなど)
ファイルを添付して
- PDF の契約書・仕様書を添付して、要点と確認すべき点を整理
- Excel・CSV の一覧を添付して、内容の要約や気になる点の洗い出し
- PowerPoint の資料を添付して、発表の原稿や配布用の文章を下書き
表・スライドを作って書き出す
- 比較表・スケジュール表・チェックリストを作り、Excel・PDF で書き出し
- 研修や説明会のスライドの構成と各ページの箇条書きを作り、PowerPoint で書き出し(話す内容は発表者のノートに)
できないこと
- PowerPoint は文字と表のスライドまでです(図・グラフ・画像は作りません)。見出し・箇条書き・表は PowerPoint の標準の形で作るので、会社のテンプレート(テーマ)を当てると、その書体・色・配置に変わります(表の位置や大きさは手で整えることがあります)
- Excel は値を入れた表までです(数式やグラフは作りません)
- 画像だけの PDF(紙をスキャンしたものなど)は読めません(文字の入った PDF に対応)。Office 97-2003 形式(.doc・.xls・.ppt)は、新しい形式で保存し直してから使えます
- インターネットで調べません(最新の法令・相場・他社の情報などは、ご自身でご確認ください)
- メールの送信や、ほかのシステムの操作はしません(下書きまで)
- 社内のこと(規程・金額・期限・連絡先)は、資料に無ければ推測しません
長い文書は、章や節ごとに分けて頼むと、仕上がりを確かめながら進められます。
使い方の例
資料だけで答えるモード
- 「出張の日当はいくらですか?」
→ 旅費規程の該当箇所に基づいて、金額と条件を答えます。 - 「来月の社内イベントの集合場所は?(資料に書かれていない)」
→ 資料に見当たらないことを伝え、総務の窓口を案内します。推測で答えることはありません。 - 「(Webサイトの来訪者)チェックインは何時からですか?」
→ 施設の案内資料に基づいて答えます。来訪者が画面で英語・中国語・韓国語・タイ語を選んでいれば(ブラウザの言語からも自動で選びます)、その言語で答えます。
業務AIモード
- 「納期が3日遅れることを、取引先にお詫びするメールの下書きを作って」
→ そのまま使える形で、件名から本文まで書きます。「下書きに保存」して、手直ししてから書き出せます。 - 「(議事録を貼り付けて)決まったことと宿題を5行にまとめて」
→ 貼り付けた文章(20,000字まで)を要約します。2,000字を超える依頼は、2,000字ごとに1会話を足して数えます。 - 「経費精算の締め日はいつ?」
→ 社内のことなので、資料だけを根拠に「社内の資料によると…」と答えます。資料に無ければ窓口を案内します。 - 「(会議資料の PDF を添付して)要点と、確認すべき点を挙げて」
→ 添付したファイルから文字を取り出して読みます。答えには「添付の資料によると」と書き、登録した社内の資料とは区別します。 - 「新しい経費精算の流れを説明するスライドを5枚で作って」
→ 「■ 見出し」と箇条書きで1枚ずつ作ります。下書きに保存して PowerPoint で書き出すと、そのままスライドになります(表は表として、話す内容は発表者のノートに入ります)。
どちらを選ぶか
- 資料だけで答えるモードが向いているのは、Webサイトの問い合わせ窓口や、規程・手続きの質問に答える社内ヘルプデスクです。答える範囲が資料の中に限られるので、運用と説明がいちばん簡単です。
- 業務AIモードが向いているのは、社員が外のAIに社内の情報を貼り付けて使っている、または使わせたいが根拠を示せない会社です。会社が用意した入口で、ログイン・接続元の制限・操作の記録・持ち出し前の点検のもとで使わせられます。
- 迷ったら、資料だけで答えるモードで始め、あとから業務AIモードに切り替えることもできます(ご連絡いただければ当社が設定します)。
料金
どちらのモードも追加料金はかかりません。料金は月の会話数で決まり、月に含む会話数(ライト2,000・スタンダード10,000・プレミアム30,000〜)の中で使えます。業務AIモードでは長い文書を貼ることがあるため、1回の依頼が2,000字を超えると2,000字ごとに1会話を足します(例: 5,000字の依頼は3会話)。数えた会話数は、管理画面の会話ログの CSV と利用状況で確かめられます。
業務AIモードには、月の処理量の上限があります(通常の利用では届かない水準です)。上限に達したときは、その月の残りは資料だけで答えるモードで応答し、画面にその旨を表示し、管理者にメールでお知らせします(チャット自体は止まりません。利用規約 第11条第2項)。
データの扱いは同じ
- どちらのモードも、回答を作るのは Google Cloud の生成AI(Vertex AI)だけです。資料や会話はAIの学習に使いません。保存先は東京リージョンで、生成AIの処理地域は日本に限りません。
- 業務AIモードでも、AIはインターネットや社外の情報を調べません(外への通信は、決めた宛先だけに絞っています)。
- 添付したファイルは保存しません。取り出した文字は依頼の一部として会話ログに残り(管理者が閲覧できます)、添付したこと(ファイル名・大きさ・ファイルの指紋、マイナンバーらしき番号などの有無)は「操作の記録」に残ります。マイナンバーらしき番号が見つかったときは、送る前に画面でお知らせします。
- 下書きは本人の画面だけに表示され、管理者の画面には表示されません(契約の終了時にお渡しするデータには含まれます)。書き出したことは、誰が・いつ・何を(ファイルの指紋つき)書き出したかとして、管理者が「操作の記録」で確かめられます。会話ログは管理者が閲覧できるので、社員の方への周知をお願いしています(利用規約 第23条)。
- マイナンバー(特定個人情報)と要配慮個人情報は、どちらのモードでも入力しないでください(利用規約 第20条)。
AIの回答は生成AIによるもので、誤りが完全にゼロになるものではありません。業務AIモードで一般的な知識から答えた部分は、最新でない場合があります。法律・税務・医療などの専門的な判断は、担当部署や専門家にご確認ください。
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